今回のテーマは、キャバクラのボーイの「身だしなみ」です。
キャバクラのボーイといえば「スーツ+ネクタイ」というイメージを持つ方が多いかと思いますが、実際のところはどのような服装で仕事をすることになるのでしょうか?
キャバクラのボーイは通称「黒服」と呼ばれますが、文字通り服の色は「黒」が基本です。
具体的には、白いワイシャツにおとなしい色合いのネクタイを締め、無地の黒のスーツを身につけます。
色付きのスーツや柄ありのスーツは避けましょう。
またネクタイはスタンダードなレギュラータイプのほか、ボウタイ(蝶ネクタイ)を採用しているところがあります。
お店によってはスーツの下にベストを着用したりすることもありますが、まずはこれが一般的な服装です。
一方、スーツの上着は無しで「ワイシャツ+ネクタイ+ベスト」というところもあります。
気になる方は、どのような服装で働くことになるのか応募や面接の際に質問してみると良いでしょう。
スーツは安い物でもOK
キャバクラといえば、店舗はシャンデリアが輝く高級感のある内装で、キャストはきれいなドレスで着飾っていて……というイメージをお持ちの方が多いでしょう。
そんなお店だから、ボーイが着るスーツもハイブランドの高価なものでなければならないのでは……と不安な方もいるかと思います。
しかし実際のところは、それほど高い物でなくてもOKです。
むしろ、ハイブランドの高価なスーツは、キャバクラの主役である女性キャストやお客様よりも目立ってしまう可能性があるので注意する必要があります。
シャツはたくさん持っておくのがおすすめ
スーツやスラックスは2~3着あればOKかと思いますが、その下に着る白のワイシャツはたくさん持っておくことをおすすめします。
シャツは基本的に毎日着替えなければならないものですし、特に夏場は汗の汚れがシミとして残りやすいので、たくさん持っておきましょう。
靴は黒・茶系の革靴
黒スーツでビシッと決めているのに、足もとは運動靴やスニーカー……では格好がつきません。
やはり、しっかり革靴を履いて統一感を持たせたいところです。
ただし、一時期“意識高い系”のサラリーマンやホストといった人たちのあいだで流行した「ロングノーズ」「ポインテッドトゥ」と呼ばれる先がとがった靴は、一般にウケがあまり良くないのでおすすめしません。
特に「チャラい」という印象を持たれることが多いようなので、注意しましょう。
黒い服さえ着ていれば、それでボーイの身だしなみが完成するわけではありません。
たとえば「髪・ひげ」には注意する必要があります。
髪は過剰に盛らず、シンプルにまとめるのが基本です。
また、寝ぐせなどで見苦しい見た目になってしまうのは避けましょう。
色は黒が望ましいといわれていますが、暗めの茶髪くらいならOKでしょう。
ただし、金などの派手な髪色は基本的にNGです。
すでに書いたように、キャバクラの主役は女性キャスト。彼女たちよりも目立つのはタブーといわれています。
また、ひげでオシャレをしたい方もいるかもしれませんが、キャバクラは清潔感が重視されるので基本的には剃るのがベターとされています。
そのほか、爪は短く切る、靴も毎日しっかり磨くなどして清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
黒服の身だしなみは以上の通りですが、これからお店に応募しようと考えている方の中には、
「スーツも革靴も持ってないんですけど!」
という方もいらっしゃるでしょう。
だからといって、あきらめる必要はありません。
キャバクラの中には、ボーイが着るのにふさわしい黒スーツや革靴などを貸出しているところがあります。
まずは貸してもらって仕事を始め、お給料を貯めてから自前のものをそろえていく……という感じでも大丈夫です。
また、お店によっては「採用されたらスーツ一式をプレゼント!」という場合もあります。
そのようなお店なら、心配することなく応募にチャレンジすることができるでしょう。