歌舞伎町に数あるお店の中でも圧倒的な人気を誇るCLUB NOW(ナウ)。
「一条 葵」さんをはじめ「桜咲乃愛」さんなど名だたる人気キャストが在籍する同店『店長』という大役を勤め上げている卯野(うの)店長への直撃インタビュー!
なぜ、黒服として働く事になったのか!?
黒服として必要な能力とはいったい何なのか!?
これから黒服さんとして働く方は必見の内容となっています!
————本日はよろしくお願い致します!
店長:よろしくお願いします!!
————早速、業界に入るきっかけについてお伺いしたいのですが…
店長:きっかけですか。きっかけはですね…
当時付き合ってた人になんでもいいから働け!
と言われたのがきっかけですね(笑)
————衝撃です(笑)
店長:最初、上京してなんでもいいから働こうとして練馬のパチンコ屋で働いてたんですけど、すぐクビになっちゃいました(笑)
当時付き合ってた彼女が歌舞伎町のキャバクラで働いていて、時間帯が一緒という事もあって吉祥寺のキャバクラで働き始めたというのが、この世界に入ったきっかけですね。
————吉祥寺のキャバクラですか!?
店長:吉祥寺のキャバクラでアルバイトだったので、最初はウェイター勤務から。
そこで初めてトレンチを持ったって感じでしたね。
今からもう10年くらい前ですね。
————なるほど!そこから歌舞伎町へ来る事になる訳ですが、何があったのでしょうか?
店長:この吉祥寺のお店に居た時に、ちょっと理不尽な事がありまして。
今考えると、やはりダメなお店でしたね。(笑)
僕めっちゃ頑張ったんですよ、当時最強のウェイターでした。
————そこから歌舞伎町へ?
店長:そうですね。
僕も歌舞伎町で働いてみようかなと思い適当に調べて、たまたま募集が出ていたのが昔の箱(場所)だった頃の「CLUB NOW」だったんですよね。
————そこからはアルバイトではなく、社員として?
店長:そうですね。
面接の時に色々ご説明を受けて、社員という形で入店させて頂く事になりました。
————こうして今まで活躍されていく訳ですが、当時業界に対する不安とか偏見みたいな物ってなかったんでしょうか??
店長:いや、ないですね。やはり誰かの仕事で世の中が成り立ってると思うので、この業界に対する偏見は全く無かったですね。
ただ、世間の目ではまだまだそういった目で見られがちなのかなというのは感じてましたね。
————差し支えなければ、そう感じた時のお話ってお伺いできますか…?
店長:例えばですけど、お付き合いしている女性が親に紹介する時に職を言いづらいとか。
そういった事は全然ありましたね。
————今でもまだまだそういった水商売に対する目ってあると思います。僕たちも少しでもそういった誤解や偏見を無くせる様、微力ですがお力になれたらと思っています。
店長:はい!お互いに力を合わせて頑張りましょう!!
————よろしくお願い致します!!
————吉祥寺のウェイターから始まり、今店長として活躍されておりますが、それまでの道のりとはどういったものだったんでしょうか?
店長:この業界は全員ウェイターからスタートなんです。もちろん僕もいきなり店長になった訳ではなくて。
当時、歌舞伎町で社員として働き始めて認められる為に掃除から何からめちゃくちゃ頑張ったんじゃないかなぁ…。
————誰もが経験するウェイターのお仕事というのは具体的にはどういった内容になるんでしょうか?
店長:まずは開店前の掃除から始まりますね。
店内のあらゆる部分の掃除。
そして、営業中はトレンチを持ってお客様のアイスやお水の交換。キャストさんのドリンクを運んだり、お客様のオーダーを聞いたりなどなどですね。
経験を積んでマネージャークラスになると、担当キャストが付いたり、ホール業務に「付け回し」という業務が追加されます。
この付け回しというのは簡単に説明すると、来店されたお客様にお店のキャストを”付け”たり”回し”たりする仕事ですね。
これが一番重要な仕事で直接お店の売り上げに関わる要素です。
僕もこの付け回しを5年間毎日やってましたね。
————そこで頑張りが段々と認められて、上り詰めていくんですね!
店長:そうですね。実力のある者、貢献した者は評価されますし、やる気のない者は淘汰されていくべきだと考えています。
そういった組織にしていきたいと思っていますし、それが水商売の魅力だと思っています。
————そうですよね。
店長:僕なんかも何もない状態から始まりましたから。中卒ですし(笑)
————逆に言うと、そんな何も無い状態からでもお金を稼げる業界という事ですね!
店長:そうですね。どなたでも平等にチャンスがある業界だと思いますよ。
————そんな店長がこれまでのキャリアの中で感じられた黒服として働く為のコツという物はあるんでしょうか?
店長:あります!!!
————それは一体…
店長:「やる気」です。
————それだけですか!?
店長:それだけです。
僕は仕事出来る、出来ないはどうだっていいいんですよ。
これは社員みんなに言ってるんですが、”気持ち”ですよね。
例えば、掃除1つダルそうにやるのか、それとも一生懸命汗かきながらやるのか。
僕はそうやってやってきたので。
やはり命令されると人っていい気持ちしないと思うんですよ。
僕は「おい、ここ掃除しろ、汚いぞ」って言われると悔しかったんですよ。
————そうですよね。
店長:スタンバイで「遅い」と先輩に言われた時も悔しかったので先輩にもう言われない、言わせない為には今後どのようにやっていくかという事を考え行動出来る人間が僕は出世すると思っています。
そこって仕事の出来る出来ないではなく、
”気持ち”なんですよ。
僕はそういう”気持ち”のある人間を評価します。
そして、そういう人間は必ず上達します。
————現場を見ていて、そう感じられる事はありましたか?
店長:例えばトレンチを持ってグラスや灰皿の交換をしていくのも最初は1つずつなんですが、向上心のある人間は閉店後の清掃時にチャレンジしていくんですよ。営業中はお客様のご迷惑になるので。そして、交換できる物が2つ、3つと増えていく。
ガシャンといっちゃう事をクラッシュって言うんですが、結局いっぱいクラッシュした人間が最終的には一番上手くなる。
失敗を恐れずチャレンジしていく者がこの業界でお金稼げる人なのかなと思っています。
————ありがとうございます!
店長:シンプルなんですよ。根底にある物は。
————キャバクラの店長という仕事というのはどういったお仕事なんでしょうか??
店長:うーん、やはり管理という事なんでしょうか。
————管理ですか…
店長:お店の舵を切っていくので、売り上げなど数字の部分もしっかりと把握する必要があります。
店長になる前は毎日ひたすらガムシャラに一生懸命やってたんですよ。
でも、商売なので利益を出さなきゃいけない。
従業員にもお給料いっぱいあげたいですし、キャストのみんなに稼いでもらうのも仕事なので。
そのためにお店に関する全てを把握するのが僕の仕事ですね。
————それをスタッフにも共有する訳ですね?
店長:1ヶ月というスパンで結果をみて、結果を紐解いて現場と共有し、細かい部分だと出勤が少ないキャストがいれば担当に発破掛けたり。
やはり、どんな商売でもそうですが甘くはないですよね。
面接の時にも言いますが、甘くはない。
————そうですよね。
そんな店長が仕事をする上で一番大切にしている事ってなんですか?
店長:感謝。
自分に関わる全ての方達への感謝ですね。
そこを忘れてしまうと絶対に結果に出てしまうかなと思います。
そういった仕事をする上でというよりも、生きていく上で大切な部分をないがしろにしてしまっているといつか淘汰されていくと思っています。
————僕も常に携わる方達への感謝を忘れずにいたいです。いつもありがとうございます!
店長:こちらこそ!
————この業界で働いていてよかったな!っと思う事はありましたか?
店長:そうですね。今居るメンバーと働けている事がよかったなと日々思います。
今関わっている人達や、このファミリーに出会えてよかったなと思います。
————先ほどの”感謝”じゃないですけどやはりそれが一番ですよね。
店長:そうですね。本当にそれが一番よかった事だと思います。
————ありがとうございます。
それでは最後に、これから黒服さんとして働こうとされている方へメッセージをお願い致します!
店長:僕からのメッセージじゃないですけど本当にやりがいがある仕事ですし、僕なんかもそうですが学歴が無くても身体一つあれば誰でも出来る仕事で、先ほども言いましたが”やる気”があれば本当にどなたでもチャンスがある仕事だと思います。
少しでも気になった方がいましたら、お気軽にお問い合わせ下さい!
————本日はお忙しい中ありがとうございました!
店長:ありがとうございました!
葵さんの取材や、撮影等いつも何かとご協力を頂いている歌舞伎町CLUB NOWさんですが、今回取材させて頂き卯野店長の知られざる過去、そして人としての魅力を再確認させて頂きました!
本当にまっすぐ物事に取り組む姿勢を持っている方で従業員の方達やキャストのみなさんがいつも笑顔でいる理由を改めて実感しました。
今回ボクがご紹介出来たのはほんの一部でしたが、本当に素敵な方達が運営しているお店だと思います。
店長も仰ってましたが、少しでも気になった方は是非一度お問い合わせ下さい!
きっと人生を変えてくれる出会いがあるはずです!