PROUDIA（プラウディア）
AMATERAS（アマテラス）
キャバクラ黒服の収入って実際いくらなの？経験者のリアルな月給を聞いてみた
今回はキャバクラ激戦区の歌舞伎町において十数年にわたりトップレベルであり続けている老舗人気店「CLUB PROUDIA」、「CLUB AMATERAS」の金子社長にインタビューさせて頂きました！
「ナイト業界の社長さんって何してるの？」から、「どうやって社長になれたの？」までナイトワークにおいての終着点である『社長業』について、普段なかなか伺うことができない貴重なお話をたくさん聞かせてもらいました。
これからナイトワークを始めようと思っている方もすでに働き始めている方も必見です。是非最後までご覧ください!!
————おはようございます！本日はよろしくお願いします！
金子社長：おはようございます。こちらこそ、よろしくお願いします。
————突然ですが、まずは業界に入ったきっかけを教えてください！
金子社長：私は元々前職でナイト業界専門の広告代理店を15年ぐらいやっていて、ここのオーナーにはプラウディアとアマテラスのオープン前からずっと広告のお手伝いをさせてもらっていました。
そんなご縁もあって、3年ぐらい前にお店にお誘いいただいたので「私が中（会社）に入り、これまでの経験を活かして色々お手伝いできる事があるかな」と思って入社させて頂きました。
それが、きっかけですね。
————業界に飛び込む前のイメージと実際に入った後の感想はどうでしょう？
金子社長：ナイト業界専門の広告代理店をずっとやっていたので、ある程度知っていたのですが本当に業界を知らなかった頃だともう20年前ぐらいになるんですけど…。
悪く言うと成熟していなかったと言うか、体育会系が残っていた頃だったので正直働こうとは思わなかったですね（笑）
キャバクラは遊びに行く場所だと思ってました！（笑）
————私も以前は体育会系のイメージを持っていたのですが、今はずいぶん変わってきましたよね。業界が変わってきたのってどれくらい前からなんでしょうか？
金子社長：何年前からでしょうねー…。
本当に段々と良くなってきたというイメージですね。
それこそ歌舞伎町でいうと15年ぐらい前の石原都知事の浄化作戦とか、5年前にゴジラビルが出来て一般の方がどんどん入ってくるようになってからじゃないですかね？
————スタッフ求人において、お店が求めている人材とはどんな方ですか？
金子社長：特にあれが出来れば、これが出来ればって言うのはないんですけど…。
中途半端な気持ちで働くのはやめてほしいなとは思いますね！
私も真剣ですし何十人もの人を雇っている訳ですから、成長する気持ちがあって、一緒に真剣に働いてくれる方でしたら誰でも歓迎します！
商売でやってますから、事業の拡大とかも当然していきたいですし、まずは一緒に頑張ってもらえる人がいなければ大きく展開は出来ないじゃないですか！
————激戦区歌舞伎町で十数年にわたり継続して営業されている事は簡単な事ではないと思いますが 、金子社長から見てどこに理由があるとお考えですか？
金子社長：プラウディアが今年17周年、アマテラスが15周年になるんですかね。
やはり「継続は力なり」だと私は思っています。
2店舗とも店名も場所も変えずにずっと続けています。
そうすると、やはり認知度も徐々に上がってきますし、お客様に足を運んでもらう機会も増えてきますよね。
そんなお客様たちに「必ず満足して帰ってもらう 」っていうのを一貫して心がけていたと思うんですね。
————なるほど…。その信用の積み重ねが新たなお客様を呼び込んで今の両店舗があるんですね！
金子社長：そう信じたいですね！
あとは短いスパンで商売を考えてないっていうのもあると思います。
やはり長くやり続けるメリットってあると 思いますし、自分たちも得られるものがあるというか…。
そういった気持ちでやってきた結果だと思います！
————限られた方しかなれない社長業ですが、普段はどんなお仕事されているのでしょうか？
金子社長：私は前職も社長をやってたんですよ！
元々は営業畑だったのですが、2年6ヵ月程前のリニューアルを機に水商売経験ゼロで突然この会社の社長になったんです。
そんな経緯があったので、何か他の店舗の社長さんとは違う色を出していきたいなと思っています。
例えば、どういった業務をされてますか？って言われた時に、極端に言うと私はお店回す事も出来ないですし、キャストのマネージメントも未経験です。
けれど、黒服に対して「お店をよくしていく為にみんなで盛り上げていくんだよ！」っていう精神的な部分をしっかりと伝えるようにしています。
また、感覚でやっている黒服が多い中で「気づき」とか「考える」という事をさせたいと思っています。
こだわっているのは、この2点だけですね。
なので、店全体を見るというよりも黒服に対して教育をしてきている感じです。
だから他の社長さんの場合はないかもしれませんが、私は朝も黒服と同じ時間に出社してます。
最初の頃は毎日2店舗を行き来してミーティング等もやってましたし、男子の意識改革をメインにやってます。
今でもそれを継続してやっていますね！
————心がけている方針などはありますか？
金子社長：これは重複しちゃうんですけど、それこそ営業中も営業前も「気づき」とか「考える」ことをしっかりとしてほしいと思っています。
また、感覚で仕事をしてほしくないっていう話はしています。
毎日ゞ営業していると、やっぱり感覚だけで業務をやっている雰囲気があって…、外から見ていて ずっと思っていたんですよ！
私は今は、その2つだけをメインに伝えていますね。
ビジネスですから、要所ゞにポイントがあってそのポイントを見過ごしているケースが多分あって、日々何か気づいたらそれを改善していくとか…をしてほしいです。
私が教えられる事ってそういう事だと思っています。
現場上がりではない以上、今の黒服にはただ現場を回す事だけがすべてではなく細かい所に気づくようになって欲しいですし、悪い所や出来ていない部分があれば改善してもらいたいと常に言い続けてます。
サービス業ですからお客様からサービス料も頂いてますしね。
大きく言えば 人間として成長させるって事を考えたときに、そういったことがすごく大事なことだと思っています。
————個人的にこの業界に入って良かった事、逆につらかった事などありますか？
金子社長：本当にありきたりなんですが、常連の方や仲の良いお客様に「店が良くなってきたね！」って言われるのがやっぱり一番嬉しいです。
商売なので、やっぱりお店がいい時も悪い時もあるわけじゃないですか。
私が来た頃は、正直あまりよくない時期だったので…、そこからのスタートだったんですけど2年ぐらい経ってきて、「店が良くなったね」って声をかけて頂けると本当に嬉しいです。
キャストにも働いていて楽しいとか、この店好きと言ってもらえるのもやはり嬉しいですね。
————では逆につらかった事などは？
金子社長：やはり一番は…、長く勤めていた黒服やキャストが辞める時ですね。
その時は寂しいしつらいと思う事も多々あります。
それと私は元々お酒が飲めないので、1杯だけでもお付き合いという事が今でも慣れないですね～（笑）
————業界全体から見てナイトワークのメリット・デメリットは？
金子社長：メリットに関してはやはり収入面ですね。
当店でいうと研修期間が終わればすぐサブマネージャーという試験を受けて、それで給料が上がったり！
あとは担当キャストの数字でやはり昇給していく訳ですから…。
自分の努力とやる気次第で、短期間での昇給が可能ですからね！
デメリットは、やはり業界的に長期的に見れないことですかね…。
そこは改善したいですよね。
私は黒服には常に言ってるのですが、キャストはやはりキャバクラという業種ですから、いつかは辞める時期が来るかと思うんですが、黒服は入社した段階で長い目で見てというか将来的にずっと当社で働いてくれる前提で接しているので、そう思ってもらえる店や会社作りを心がけています。
ただ、やはりデメリットは長期的な視点で見れないことだと思いますね…。
短期的な将来は見れても、長期的な将来を見れないというか…。
そこは改善していきたいです。それが業界全体の発展にも繋がっていくと思いますね！
————これからの会社、お店としての目標をお聞かせ下さい！
金子社長：これはやはり出店したいです!!
働いている社員たちに夢を与えるではないですけど、店舗を増やしていくことが社員のモチベーションにも繋がりますし。
ただ簡単な事ではないのはわかっています。
キャバクラブームって言われた2000年代に比べて簡単に売上を上げることはできないですけど、それでも店舗は増やしていきたいですね!!
難しいとばかりも言ってられないですしね。
大阪、名古屋などの盛り上がっている地域もありますし、そんな中でも勝ち抜いてるお店はある訳で、それを実現させるのが私の仕事でもあり課題だと思うんですよ。
————最後に、これから業界で働こうと思っている方に一言頂けますか？
金子社長：まず未経験の方であれば何の不安もなく入ってきてもらいたいですね。
自分も未経験ですし、未経験なりの先ほど言った「気づき」ですとか 絶対あると思うんですね。水商売しかやっていない人には気づかない部分ってありますから。
そういった考えも財産ですし、まずは 飛び込んで来てほしいですね！
経験者の方は他のお店で得た経験を新しいお店でプラスアルファしてくれれば業界にとってはプラスしか生まれないと思うので、その両方でいい人材が集まってくれれば業界も盛り上がっていきますし、当店に関して言えば先ほど言った新規出店も近くなっていくんではないかと思います。
————本日はお忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました！
金子社長：こちらこそ、ありがとうございました。
表立ってメディア出演やインタビューを受ける事が苦手との事で、残念ながらお顔を出させて頂くことは出来ませんでしたがインタビュアーにも優しく接して下さる紳士な対応に、時折見せる業界を見据える鋭い眼差しに老舗グループ店を背負っている社長の姿が見れた気がします。
そして歌舞伎町で十数年営業し続けられる秘訣もキャストさんや男子スタッフの方達の対応を見ていて納得させられました。
私の主観ですが一流のお店は一流のスタッフの方達が居るからこそ、成り立つのだと思いました。
金子社長がおっしゃっていた気づきが体現されていて、この会社で働きたいと思えるインタビューになりました。
今PROUDIA・AMATERASの両店舗では新店出店に向けて、一緒に協力し高めあえる仲間（スタッフ）を募集中ですので、経験者・未経験者問わずお気軽にお問合せ下さい!!との事です。
ブログ記事一覧はこちらから
