黒服に任される仕事の一つでもある、キャスト(キャバ嬢)の管理。ウェイター業務は得意でも、女性とのコミュニケーションが苦手で辞めてしまう新人黒服さんも多いそうです。
一見すると難しそうなキャスト管理ですが、実はキャバクラでの人間関係を円滑にする「コツ」があるのです。
大切なのは、女性がキャバクラで働いている動機と仕事スタイルを分析すること。
この点に注目すれば業務がスムーズになるだけでなく、楽しく仕事のできる職場作りに繋がりますよ!
キャバクラで働く女性には、複数の働き方のタイプがあります。
動機や立場が違えば仕事へのモチベーションも違うので、「どうしてキャバ嬢をやっているのか」を理解すれば、悩みごとも把握しやすくなるのです。
大きく分けて3つに分類できるので、タイプ別の傾向や扱い方を解説していきましょう。
①がっつり稼ぎたい!夜職一本キャバ嬢
キャバクラのお仕事一本で生活している女性がこのタイプ。売り上げを常に気にしています。
ナンバーや指名数などの「数字」が悩みのタネで、お客様との営業メールのやりとりなどでも苦労しているので、日々の仕事の大変さを理解する姿勢が大切です。
売り上げの発表前後などは、とくにストレスに配慮してあげたいですね。成績がアップしたときはお祝いし、ダウンしているときはなるべくそっとしておくなど、神経を逆なでしないように気を遣いましょう。
新規客を獲得するチャンスも欲しがっているので、付け廻しでは良さそうなお客様に付けると好感度アップ!ベテランでアネゴ肌なタイプなら、こちらから頼ることで絆が深まることも。
「いつも本指様を呼んでくださってありがとうございます」「黒服としてがんばってサポートします」という協力関係を意識して接するといいですよ。
②ストレスを抱えやすい……副業キャバ嬢
近年は昼職の後にキャバクラに出勤している「Wワーク」のキャストも増えてきています。
職場が二つならストレスも二倍。副業キャストにとっては、昼のお仕事に支障をきたさないことが最も重要です。
副業禁止の会社である場合、バレて急に辞められてしまうと店にとっても痛手になります。
会社の人がお店に来てしまったときなどは、お客様の機嫌を損ねずに副業キャストを守らなくてはいけませんから、いつ何があっても対応できるようイメトレしておきましょう。
昼職の都合で急用ができやすい副業キャバ嬢。シフト希望や変更を言い出しやすい空気作りを心がけてあげたいですね。
翌朝の仕事に響かないように途中でノンアルドリンクにすり替えてあげるなど、さりげない配慮もできると喜ばれます!
③わからないことだらけ!学生キャバ嬢
大学や専門学校に通いながらキャバクラで働くキャストたちがこのタイプ。
中には学費のために必死で働く子もいますが、遊ぶお金のために軽い気持ちで働くキャストも多いのが、学生キャバ嬢の難しいところです。
社会経験がないので、一回り以上歳上のお客様とのコミュニケーションに悩んでいたり、言葉遣いやマナーの習得が課題になったりします。お店で一番若い場合などは、先輩たちを怖がっていたり、影でイジメられやすい場合も。
あまり厳しく叱ってしまうと「飛ぶ」おそれがあるので、黒服としてではなく人生の先輩として、優しくお手本を見せてあげるといいですよ。
初々しい学生キャストはご新規様ウケがよく助かる存在。フランクなコミュニケーションで当欠や退店を防ぎましょう。
★まとめ★
すべてのキャバ嬢は、仕事をするうえで何らかの不安を抱えています。悩みのないキャバ嬢などいないと言っても過言ではありません。その悩みをサポートしてあげるのが、黒服としてもっとも大切なことです。
とはいえ、プライベートな悩みにはあまり踏み込んではいけません。黒服の身が持たなくなると仕事がおろそかになるので、あくまでも業務上の悩みや課題に寄り添うことを優先してください!(もちろん、個人的な悩み相談をされたら真摯に聞いてあげてくださいね)
キャストがどんな目的で働いていて、どれくらい稼ぎたいのか把握しておくのは、デキる黒服になるための条件。
キャストたちから頼られる黒服を目指してがんばりましょう!