キャバクラに行ったことはないけれど、黒服として働くことになった……という新人黒服さんは少なくありません。
近年の夜遊びはキャバクラだけでなく、ガールズバーや相席ラウンジなど様々な選択肢もあるので、20代前半の若い方はあまりキャバクラに行く機会がないかもしれませんね。
それでもなおキャバクラが人気なのは、どうしてもキャバクラがいい!という客層が存在するから。
キャバクラに来店する心理を把握しておくことで、より稼げる黒服にレベルアップできますよ。
普段はキャバ嬢レベルのルックスの女性と話せない、面食いなお客様がこのタイプです。
近年はマッチングアプリなどで手軽に女性と出会えますが、やはりキャバ嬢には素人とは違う美と華があるので、そのきらびやかな雰囲気にハマってご来店されます。
美しい女性が隣に座っていると、いつものお酒が何倍にも美味しく感じてしまうものですから、ついついお金を使ってしまいます。
しかし中には、お金を出さなければ美人と話せない現実にコンプレックスを抱えているお客様もいます。
単に美人と飲めるならいくらでも払う気質なのか、それとも内面に美人へのコンプレックスを抱えているのか。ここを見極めて付け回しをしましょう。
特徴として、前者はより人気の高い嬢を隣に座らせたがりますが、後者はルックスのいい新人を好む傾向にあります。
キャバ嬢の見た目にはさほどこだわりがなく、会話のスキルを重視するお客様もいます。
このタイプには、普段仕事でストレスを抱えていたり、周囲の女性と上手くいっていなかったりと、対人関係に悩む方が多く含まれます。
愚痴を聞いてもらい「頑張っててスゴイね!」と褒めてもらってストレスを解消する男性は、話が盛り上がるほど延長しやすいので美味しいお客様。可愛い系で褒め上手のキャバ嬢を付けるのがベターです。
社会人経験があったり時事や経済に詳しかったりと、愚痴の内容を理解してあげられるキャバ嬢もマッチしますね。
キャバクラの接客はあくまでもサービスだと自覚をもちながら、有償の疑似恋愛を楽しむ男性も多くご来店されます。
パートナーのことは好きだけどそれとは別に、綺麗な女性との非日常な時間も過ごしたい、ちょっとした浮気願望があるタイプです。
年齢を重ねて遊び慣れている既婚者は、お店を気に入れば常連化に繋がります。
酔いすぎて奥さんに怒られないよう、ほどほどのアルコール量で綺麗に飲む方が多いので、新人キャバ嬢は積極的にこのタイプに付けましょう。
お客様にも「新人さんなのでお手柔らかにお願いします」と囁いておくと「俺が遊ぶことで新人キャバ嬢の成長に役立っている!」といっそう奥さんに罪悪感を持つことなく遊んでいただけます。
また、奥さんとの関係が冷え切っている場合は、色っぽい女性らしさのあるキャバ嬢もウケがいい傾向にあります。
日常生活で女性と接点がなく、いわゆるモテないタイプの男性は、一度キャバクラにはまるとたくさんお金を使ってくれます。
緊張の面持ちでご来店された方には、上品でやわらかい雰囲気のキャバ嬢を付け、たくさん褒めるトークで承認欲求を満たしましょう。
中には営業トークを真に受けすぎ、勘違いしてストーカーなどに発展することも。
新人やおとなしいキャバ嬢と二人きりにさせず、空気の読めるベテランキャバ嬢をヘルプに付けておくと、粘着トラブルを防げます。
たとえば、必ず「〇〇様」と名前に様付けで呼ぶ、好みの女性やボトルを覚えておく、盛り上がっている会話の邪魔にならないよう配膳をするなど……。
「もし自分が楽しんでいるお客様の立場だったら、どんな対応をされれば気分がよくなるだろう?」と意識すれば、自然と求められる接客ができるはずです。
また、どんな服装や外見のお客様にも平等に接することも大切です。
事実、ファッションは地味なのに一回の来店で数百万円をさらっと使う、といった方は驚くほどたくさんいます。身なりに気をとられず遊び方のスマートさを観察し、綺麗に飲むお客様は大切にしましょう。